母の通夜の後、そのまま葬儀会館に泊まって、翌日の告別式が14時からだったので、ポータブルDVDプレーヤーを持って行っていました。
ろうそくと線香を絶やさないようにしつつの映画鑑賞です。

不撓不屈

高杉良原作の同名小説をもとにした映画。

今や会計人の中に知らない人はいない「TKC全国会」。
その創設者である、故飯塚毅氏と国税庁・国税局との7年間に渡る闘いを描いたもの。

小説はすでに読んだことがあり、その時に同じ会計人として、本当に偉大な方であったのだと感銘を受けました。

7年に渡る闘いは、税理士としての仕事に信念と誇りを持ち、そこには一点のかげりもなかったからこそ続けることができたのだと思います。
そして、映画には描かれていませんが、飯塚氏は決して裕福ではない家庭で育った苦学生であり、独学でドイツ語や英語をマスターし、税理士となってからもプロフェッショナルとして、勉強を怠らず税法等に精通していた。
プロとして、自分の分野に誰よりも精通する・・・これはなかなかできないことです。本当はそれではいけないのですが。

映画では描ききれていない部分が多いので(どの作品もそうでしょうけど)、映画とともに小説もおすすめします。
士業の方にはぜひ一度読むなり、観るなりしていただきたい作品です。

主人の評
『眉山』よりはおもしろかった。