森徹さんという、モーグルの選手がいました。

ナショナルチームに入り活躍が期待されていたにもかかわらず、長野オリンピックを目前にスキルス性の胃癌が見つかり、4年後のソルトレイクシティーでの復活の願いもむなしく亡くなられました。
当時、新聞やTVでもとりあげられていたと思います。私もTVで見た記憶があります。

先日亡くなった母はスキーが大好きでした。私も若かりし頃は夢中になりました。
図書館でふと目に付いて借りました。

25歳という若さで死ななくてはならない、しかもオリンピック出場目前に諦めざるを得なかった無念さはいかばかりでしょうか。

身内の死が続き、最近自分の死についても考えることが多くなりました。
79歳の母でも、「なぜ私が?今?(死ななくてはならないのか)」という気持ちを持っていました。
25歳の彼にはやりたいことが山のようにあったでしょう。当然です。

「トオル、君を忘れない」では、森選手の生い立ちや選手生活、癌が見つかり亡くなるまでの葛藤や死の受容まで、丹念に描かれています。

1日1日を大事に悔いなく生きる。
口では簡単に言えますが、実行することは難しい。
同書を読んで、ちゃんと生きないと!と再度思った次第です。