豊臣秀吉に切腹を命じられた利休。
まさにその切腹の日が物語の始まりで、そこから切腹の前日、何ヶ月前、何年前と時間をどんどん遡るというストーリー展開。

最終的には、秀吉が欲しいと言っても頑として譲らなかった香合とその持ち主であった高麗の女との出会いまで行き着きます。この女がポイントなのですね〜。

著者は利休は絶対音感ならぬ『絶対美感』の持ち主だったと思うとインタビューの中で語っていました。
そのあたりも重要なポイントとして描かれていました。その才能と自信が秀吉の怒りをかってしまった…

時間を遡って行くので、章と章のつながりが今ひとつわかりづらかったかな〜。

去年の直木賞受賞作です。ほどほどにおもしろかったです。

当然?茶の湯の場面が多く、お茶会入門1日講座の経験が話の理解を助けてくれました。


「利休にたずねよ」
山本 兼一著 PHP研究所