「1Q84」の村上春樹氏の本です。

村上さんが四半世紀にも及ぶランナーだったとは、知りませんでした。
「走る」こととの出会いから、年1回のフルマラソンレースのこと、トレーニングの内容、サロマ湖100kmウルトラマラソンのこと、トライアスロンのこと、が語られています。

分析が細かい〜。自分自身をすごく細かく分析している人なんだ。私なんて走ることについてそんなに深く考えたことないし。小説家としての自分と走ることのつながりといいますか・・・
若い時と比べると、練習をすごくしてもタイムが落ちてくる・・それが年を取るということなのだと、自然に受け入れる。そうだよね〜。走る人にとっては「そうそう」と共感できることが多いでしょう。

同氏が、サロマ湖100kmウルトラマラソンに1回だけ出場したときのことを書いておられますが、完走後の状態が今の私と重なりました。
100kmを完走した後、「走ることに対して以前のような自然な熱意が持つことができなくなってしまった・・」そうで、それを「ランナーズブルー」と名づけられていました。
同氏はその後以前のように走ることができるようになったということなので、私も大丈夫でしょう

「ノルウェイの森」でがっぽり稼いだから?というわけではないでしょうが、ホノルルに住んでいたことがあったり、海外のレースに出場したりと、環境的にはさすが
凡人とは違う。
「1Q84」でまたまたがっぽりですね・・