DVDで観ました。

全世界感動のベストセラーの映画化だそうですが、私は知りませんでした。

1970年代アメリカ。幸せな5人家族(父母と3人の子供たち)を突然悲劇が襲います。長女のスーザン(14歳)が何者かによって殺害され(たと思われる、血痕が残っていたが行方不明)、それによって家族がバラバラになっていきます。
スーザンは天国とこの世の間に居て、そんな家族の様子も知っていますし、犯人のことも見ているのです。父親はスージーの(霊魂?)存在を感じます。

でも、直接的には会話できないんですね〜。やっぱり死んでいるから、みんなの前に姿を現すことはできないのです。

最終的には父親が犯人と話をしている時に、スージーの心が伝わって、「こいつが犯人だ!」と父親は察するのです。

バラバラになった家族もまたもとの絆を取り戻し、スージーのことを愛しながらも、スージーの居ない生活をそれぞれ精一杯生き始めたところで映画は終了です。

感想・・・む〜おとぎ話ですよね。CGも駆使して・・天国とこの世の間。そういうものはない、という前提でどうしても観てしまいます。

スージー役のシアーシャ・ローナンさんがすんごくかわいかったです。

原作が大ベストセラーだったそうなので、図書館で予約してみました。死んでからも家族を想うスージーの気持ち・・あまり映画では伝わってこなかった気がするので。

思ったのが・・「遺体」(Body)のことです。

スージーの遺体は結局家族のもとにもどりませんでした。犯人が逃亡する時に、ごみ処理場(と言っても大きな穴にごみを放り込んで埋める広い場所)に遺体を捨て、すぐにその穴は埋められてしまったんです。

私は最後、犯人もつかまり、スージーの遺体も家族のところへ帰ってくるかと期待していましたが、それはなかったんですね〜。

え〜、かわいそう遺体が見つからないなんて

と不満でした。

でも「遺体」にこだわるのは日本人特有?と聞いたことがあります。

日航機墜落の時、体の一部しか発見されなかった場合も、布などで人間の形を作って棺に納めたと。それを見た外国の方が驚いたと・・

スージーの魂は確かに父親や弟と通じ合っていて、彼らはそれで十分だったのかもしれませんけど・・
私はスージーの体が家族のもとに帰らなかったことを残念に感じたんです。

原作読めば、何かわかるかも