早いもので次兄の自殺未遂から2ヶ月以上が過ぎた。(詳細は10月2日の日記or統合失調症カテゴリ)

次兄の主治医とのメールやりとりで、現況がわかった。
父とも12月3日にお話をしてくださり、その内容を書いてくださっていたが、その100分の1も父からは聞かされていない(苦笑)。

次兄が自傷行為に至ったのは、統合失調症の幻覚や幻聴といった症状によるものではなく、今までやこれからの人生に絶望したためであったらしい。
でも、苦しいだけで思うように死ねなかったので、もう自傷行為はしないと言ったそうだ。

そして、主治医によると統合失調症だけでの診立てを変えなければならないと考えている・・とのことであった。
【発達障害の傾向】があり、それに統合失調症が重なっているのでは・・ということらしい。

そこで、発達障害に関していろいろ検索していると、とても参考になる記載を発見した。

仁和医院 院長 竹川 敦先生が、医療関係者向けに書かれたページより

私はそもそも発達障害を知らずに、うつ病や統合失調症を診断出来ていることに疑問を感じる。患者の数を考えれば、外来で遭遇していないことは絶対に無いし、精神疾患を診断するのに性格障害の有無を知ることは必須である。・・・

他の精神疾患との相違と合併について
■統合失調症■
 幻覚、妄想、思路障害、自閉などを主とする内因性の精神疾患の代表、発達障害との合併は非常に多い。統合失調症は基本的に思春期以降に発症する精神疾患で、性格障害とは根本的に違うものであるが、私の個人的な見解だと、若年発症(16歳以下)のケース、残遺状態で、疎通不良、認知障害を認めるケースや、分裂感情障害(昔でいう非定型精神病)と診断されたケースにかなり高率で発達障害が合併しているような印象である。

 彼らは元々疎通不良や気分の変動を認めているため、統合失調症によって急速に人格が荒廃している残遺状態のようにも見える。きちんと内服をしているにも関わらず、容易にストレス反応性に再発し、最終的には大量の抗精神病薬を処方されることになる。通常の統合失調症のケースと比べると格段に予後が悪いので、ベースに発達の問題があるかどうかを、きちんと親の話や成育歴を聞き、診断をつけるべきと考えている。
(統合失調症に発達障害が合併している場合は抗精神病薬を増量するのではなく、気分安定剤や抗うつ剤を併用した方が効果がある)


政府広報のホームページで発達障害に「気づく」というページに掲げられた項目と次兄について比較する(母から聞いた話や私の記憶をもとに)。これは幼少期に気づきましょうというページだが
明確にあてはまればマーク。項目が多いので抜粋。

人との関わり方
一人遊びが多い、一方的でやりとりがしにくい 
おとなしすぎる、常に受動的
おとなや年上の子、あるいは年下の子とは遊べるが、同級生とは遊べない

注意・集中
一つのことに没頭すると話しかけても聞いていない
落ち着きがない、集中力がない、いつもぼんやりとしている
忘れ物が多い、毎日のことなのに支度や片づけができない

感覚
ざわざわした音に敏感で耳をふさぐ、雷や大きな音が苦手
靴下をいつも脱いでしまう、同じ洋服でないとダメ、手をつなぎたがらない
極端な偏食
揺れているところを極端に怖がる、すき間など狭い空間を好む

等々・・・

あてまはることは多いと思う。

極端な不器用
ヒトの立場を考えてモノを言えない喘息の発作で苦しむ私(高校生)の目の前で、次兄(大学生)は母に「Aは死ぬんか?」と聞いた。普通陰でコッソリやろ〜(笑)
場の空気が読めない
冗談がまったく通じない
融通が効かない
気を利かせるなんてことありえない・・・
こういったことで高校生の時、よかれと思ってがんばったことで、周囲から浮き、煙たがられ、バカにされ、大いに恥をかき、ひどく傷つき、今もなお引きずり、統合失調症治療の大きなネックとなっている。中学生の頃からいじめられ、高校生で一生癒えない心の傷を負った次兄・・・こう言ってはいけないのかもしれないが、いじめられる側にも要因はあるのだと思う、そしてそれが発達障害によるその子の個性が原因となることも。

次兄の社会性の欠如は、統合失調症を発症する前からだと思うので、主治医のおっしゃるとおり、【発達障害の傾向】は大アリ、そのお診立てに大賛成である。
竹川先生も上で、統合失調症と発達障害の合併は非常に多いと・・そして予後が悪いと・・(絶望

発達障害+統合失調症・・・30数年前にその診断はムリだったろう。
・・・というか最近よね?【発達障害】という明確なカテゴリができたのは。