2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1013ページ
ナイス数:22ナイス
犬心の感想
13年前なら(この本は無いが)どうだったろう?ウチの犬が1歳になる前、両親が72〜73歳の頃。何も思わなかったかも。老犬介護、遠距離介護大変やね〜くらいのことで。今、13歳の犬はタケと同様ヨボヨボ、骨ゴツゴツ。幸いまだ元気な老父を週に1〜2回訪ねる。自分に重ねてしまうがゆえに、読みながら笑ったり、涙ぐんだりした。淡々とした文章だが、私にはどの場面も目に浮かぶようだった。ウチの犬が3年前に大病し、もうダメかも・・となった時、私は母が死んだ時よりも号泣した。父には内緒。著者ならわかってくれるかもしれない^^;
読了日:3月11日 著者:伊藤比呂美
アルプスを越えろ! 激走100マイル―― 世界一過酷なトレイルランの感想
鏑木氏自らトレイルランとの出会い、UTMBでの走りやUTMF開催までの苦難等々を綴っている。ロード・トレイルを問わず、こういったランナーの本は時々読む。まったく雲の上の人ではあるが、その努力とか故障の苦しみとかを知ると自分もがんばれるかも〜と思えるから。イロイロと勉強になった。 ボリュームはないので、UTMBの一戦一戦がわりとあっさり目に記述されてるかな。例えば、カラダの変化とか心理状況とかをもっと知りたかったな〜と思った。氏がトレランレース開催を過疎地域の活性化への一助にしたいと考えていることにも共感。
読了日:3月15日 著者:鏑木毅
雪の花 (新潮文庫)の感想
幕末の越前、町医者の笠原良策が「種痘」によって天然痘から人々を救うために、まさしくその命をかけて尽力した物語。漢方医であった良策もまた最初はそうであったように、「知らないもの」(西洋医学・異国人)への抵抗感、パイオニアへのやっかみから、大変な苦労を強いられる。こっちもハラハラ。種痘経験世代ゆえ「かさぶた」が想像でき(笑)、興味深く読むことができた。
読了日:3月17日 著者:吉村昭
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくの感想
「ライブドア監査人の告白」が唯一、私が読んだ著者に関する本。著者が逮捕されたのが2006年だからその直後。あの頃、飛ぶ鳥を落とす勢いの著者をあまりよく思っていなかった。東大=すごくて当たり前と思っていた。しかし彼も人間だった。子どもの頃、ある日突然自分もいつか死ぬんだ!と気づきおののいたん、一緒やん(笑)ゼロにイチを足し続ける努力を彼は続けていたのだ、すごい努力の人だったのだ。ゼロに戻った著者は、また新しい事業を進行中。楽しみだ。おばちゃんも努力しようと思った。仕事って?と悩む若者、読むといいかも。
読了日:3月19日 著者:堀江貴文
終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス)の感想
人生の終盤に差掛かったトニーが、忘れていた若き日の【行為】が人の人生に深く関わり、恨まれていることを知る。それほどに彼女の人生は悲劇的であるが、すべてがトニーのせいとも思えない。私の兄は精神疾患により生涯支援が必要であり、そこには高校生時代の出来事が深く関わっている。亡き母が兄を傷つけた人達が「今頃、この子がこんな風になってるなんて夢にも思てへんというか、思い出してもないやろな。」と愚痴っていたことを思い出す。その人達に責任はない。でも、確かに【連鎖】の中にいる。私も誰かを傷つけていないか?怖い〜^^;
読了日:3月24日 著者:ジュリアンバーンズ
読書メーター
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本日の5.2km(4月累計5.2km/年累計654.6km)
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1013ページ
ナイス数:22ナイス
犬心の感想
13年前なら(この本は無いが)どうだったろう?ウチの犬が1歳になる前、両親が72〜73歳の頃。何も思わなかったかも。老犬介護、遠距離介護大変やね〜くらいのことで。今、13歳の犬はタケと同様ヨボヨボ、骨ゴツゴツ。幸いまだ元気な老父を週に1〜2回訪ねる。自分に重ねてしまうがゆえに、読みながら笑ったり、涙ぐんだりした。淡々とした文章だが、私にはどの場面も目に浮かぶようだった。ウチの犬が3年前に大病し、もうダメかも・・となった時、私は母が死んだ時よりも号泣した。父には内緒。著者ならわかってくれるかもしれない^^;
読了日:3月11日 著者:伊藤比呂美
アルプスを越えろ! 激走100マイル―― 世界一過酷なトレイルランの感想
鏑木氏自らトレイルランとの出会い、UTMBでの走りやUTMF開催までの苦難等々を綴っている。ロード・トレイルを問わず、こういったランナーの本は時々読む。まったく雲の上の人ではあるが、その努力とか故障の苦しみとかを知ると自分もがんばれるかも〜と思えるから。イロイロと勉強になった。 ボリュームはないので、UTMBの一戦一戦がわりとあっさり目に記述されてるかな。例えば、カラダの変化とか心理状況とかをもっと知りたかったな〜と思った。氏がトレランレース開催を過疎地域の活性化への一助にしたいと考えていることにも共感。
読了日:3月15日 著者:鏑木毅
雪の花 (新潮文庫)の感想
幕末の越前、町医者の笠原良策が「種痘」によって天然痘から人々を救うために、まさしくその命をかけて尽力した物語。漢方医であった良策もまた最初はそうであったように、「知らないもの」(西洋医学・異国人)への抵抗感、パイオニアへのやっかみから、大変な苦労を強いられる。こっちもハラハラ。種痘経験世代ゆえ「かさぶた」が想像でき(笑)、興味深く読むことができた。
読了日:3月17日 著者:吉村昭
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくの感想
「ライブドア監査人の告白」が唯一、私が読んだ著者に関する本。著者が逮捕されたのが2006年だからその直後。あの頃、飛ぶ鳥を落とす勢いの著者をあまりよく思っていなかった。東大=すごくて当たり前と思っていた。しかし彼も人間だった。子どもの頃、ある日突然自分もいつか死ぬんだ!と気づきおののいたん、一緒やん(笑)ゼロにイチを足し続ける努力を彼は続けていたのだ、すごい努力の人だったのだ。ゼロに戻った著者は、また新しい事業を進行中。楽しみだ。おばちゃんも努力しようと思った。仕事って?と悩む若者、読むといいかも。
読了日:3月19日 著者:堀江貴文
終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス)の感想
人生の終盤に差掛かったトニーが、忘れていた若き日の【行為】が人の人生に深く関わり、恨まれていることを知る。それほどに彼女の人生は悲劇的であるが、すべてがトニーのせいとも思えない。私の兄は精神疾患により生涯支援が必要であり、そこには高校生時代の出来事が深く関わっている。亡き母が兄を傷つけた人達が「今頃、この子がこんな風になってるなんて夢にも思てへんというか、思い出してもないやろな。」と愚痴っていたことを思い出す。その人達に責任はない。でも、確かに【連鎖】の中にいる。私も誰かを傷つけていないか?怖い〜^^;
読了日:3月24日 著者:ジュリアンバーンズ
読書メーター
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本日の5.2km(4月累計5.2km/年累計654.6km)
コメント
コメント一覧 (2)
当時は、一生懸命やっているつもりでしたが、年数を経て思い返すと、足りなかった部分に気が付きます。
だから満足感はなく、介護はやはり切ない思い出です。
ほかの人が、「あなたは良くやったね」と、どんなに言ってくれても
今では、もっと、ああできたのでは、こうできたのではと思う気持ちがあり、当時の自分が頑張っていた事を認める反面、残念な自分もいます。
残念な自分は、いつまで経ってもいると思う。
きっと、みんなそうなのじゃないかな?
読んだことはないのですが、吉村さんの本なら、きっと素敵な本だろうと思います。
彼の本を読んで失望した事は一度もないです。
そうですね、ぽてとさんはどちらもご経験されて、いろいろと思うところが多いかと・・
ぽてとさんがこの本を読まれたら、何度も泣いちゃうかもしれません。
著者はアメリカ→熊本という長距離介護だったので、やはりヘルパーさんなどを頼るところが大きく、この本の中でもお父さん亡き後の、できなかったことに対する「重い気持ち」を吐露されています。
反面、犬に対してはできてもお父さんにはできない・・というようなことも・・(ここ、ワタシが共感した部分(汗))
ワタシは・・というと、父はまだピンシャンなのでどうなるかわかりませんが、母に関してはまったく後悔はありません。文句はあっても!?(きゃー)
・・というか、入院してしまって介護はほとんど必要なかったので、後悔もないのだと思います
吉村氏の本はこれからも読みたいです!「雪の花」はかなり薄い文庫本ですぐに読めました