2015年の1年間で選任された成年後見人・保佐人・補助人(以下、「成年後見人等」)は、親族3割・第三者(弁護士等の専門職含む)7割。2012年に親族と第三者の割合が逆転し、第三者の割合が増え続けています。
事務報告

次兄の「保佐事務報告書」を5月31日基準にて作成。1年に1回基準日から1ヶ月以内に提出します。6月6日に家庭裁判所に着くように発送。
保佐人になって6年、今回初めて事務報告と同時に報酬付与審判申立書も送付しました。ちなみに、成年後見人等の報酬付与審判の申立書には800円分の収入印紙貼付+審判書返送用の82円切手1枚同封を要します。

きょうだい(親族後見人等)とはいえ、貴重な自分の時間を使っているのだしバチはあたらないかな・・というのと、この1年は父が入院をしたのを機に100回以上次兄宅へ通い、引っ越し先を見つけて段取りして・・と大変だったので、今回しないとする時がないな〜と思って。

どうなることやら〜 と思っていたら・・

審判

昨日(16日)に家庭裁判所から審判書が届きました。結果としては、親族保佐人である私に報酬付与が認められました。
成年後見人等の職務である身上監護には実際の介護といった「事実行為」は含みません。例えば施設入所といった「法律行為」まで・・というのが建前です。私は現在次兄宅の掃除を継続的に行っていますが、成年後見人等の職務としてはヘルパーさんの手配をすればよい、ということです。

成年後見人等への報酬は基本的には成年後見人等の財産の額によって決まります(管理する財産が多いと報酬アップ)。また、報酬は成年後見人等の財産から支払われます。
ま、成年後見人等のもうひとつの職務である財産管理をしているのは確かなのでその分はもらえても、親族としての世話との境目があいまいな身上監護面は報酬には反映されないのではないかなと思っていました。

今回決まった報酬の額、当該家庭裁判所がHPに公表している報酬のめやすよりは少ないけど、この1年間次兄を引っ越しさせるなどかなり奔走したこと(身上監護面)が多少プラス?って感じ。想像です。計算過程はまったくわかりません。
とはいえ、6年分となるとちょっとまとまった金額になりました。次兄の口座から引き出すのが申し訳ないような・・ この金額を長兄が出してくれたらいいんじゃね?と思うなぁ(笑)

とにかく、申立てから8日目のスピード審判にはかなりビックリ 忘れた頃に来るのかなぁと・・(←裁判官に失礼です
渾身の添付資料が分厚過ぎて返ってよかったのかしら?読むのが面倒で早くなったとか?(←裁判官に失礼です