88歳父。中学校教師だった父。

退職金を母に何の相談もなく「セカンドハウス」購入にあてた父。

そのセカンドハウスにも物はあふれた。

セカンドハウスと(私の)伯母夫婦の家を買い換え、母亡き後再発した統合失調症の次兄を住まわせた。

伯母夫婦の物はなくなり、父が買ったものであふれた。

その家を売る時も、自分でやるやる言いながら、引き渡しギリギリまでいっぱい物が残り・・・

案の定

私と夫が出動し、実家へ運び込んだ。

実家にも物があふれており、セカンドハウスからの物がプラスされ、さらに父が毎日買い物してくる本や雑貨が増える。

私が事務所として借りているワンルームに何度「本」を運び込んだだろう・・・その部屋から15箱ブックオフの集荷依頼。実家からも15箱は私が出した。父自身も何度か集荷依頼をかけた。減ってもまた買う・・まだまだ増殖中。同じ本を何度も買うのはずいぶん前から日常茶飯事。

ノート、はさみ10本超、体温計何人家族や、ポータブルDVDプレーヤー何台買った?クリアファイル多量、携帯ラジオにランプ3つも4つも、ちょっとした置物が置き切れず、絵、木琴、植木ばさみも何本あんねん、シールはがし何本買うねん!エコバックもエコにならず置き去り、ポケットティッシュやウェットティッシュ、おしりふき、ペーパータオルが使い切れないくらい、トイレに「見ざる聞かざる言わざる」置くな!京都市指定のゴミ袋はなくなったら買ったらええし!遺影ふたつもいらんけど!エンディングノートどれ見たらええのん?ちゅうかどれにも書いてないし!ベランダにいっぱい枯れた鉢植え、こないだ生きてた観葉植物死んでた、この正月の門松仲間入りしとるがな!押し入れに食べ物入れるのやめて、時々ひからびたゴキブリやめて、ワンカップの蓋とT字かみそりなぜためる?捨てろや!ビニール傘10本以上、ユーキャンのDVD・CD、ユーキャンDM止めたと思ったら新聞広告で「全国の民謡どーのこーの」のCDセット買いよったほとんど聴かないし見ない、冷蔵庫の中はコワくて見ることができない、食べ物もこっちに回って来るが時々賞味期限が切れている。

私は「ゴミ箱」とちゃうでっ!!!!!

せっかくの休みをつぶして夫の運転で、クリーンセンター(ゴミ処理場)に5回さまざまな不用品を運び込んだ。

介護保険を利用しヘルパーさんに来ていただくためになんとか恰好をつけた。

「異常な買い物の仕方や」

父は言う。わかってるんやったら買うなと叫びたいが、ここ数年で拍車をかけた父の買い物依存は動けなくなるまで止まらないだろう。

私が一生懸命片づけるから父は気づかないのだろうか?私が片づけなければ本当にゴミ屋敷になっているのに・・

そんなこんなで、行くたびに父に説教をすることになる。そんな自分も嫌になる。なるべく言わんとこ・・とけなげに思うのだ。

だからしんどい。

88歳。あとどれだけ生きるか知らないが、人生の最後でこんなに娘に迷惑をかけてウレシイのだろうか?

統合失調症の兄のことを、中学生だった私の前で「あんな子死んでくれたらいいな!」と苦々しい顔で母に言った父。

そういうことを言う父だ。そういう風に思う父だ。それまでも好きではなかったが、あれが決定打。中学校教師ならその年頃の子どもたくさん見てるやろ?中学生の娘の前で我が子に死んで欲しいと言える人間性・・・
今後要介護になっても、そんな父を優しく介護することは私にはできないだろう。

虐待を受けず、経済的にはさほど不自由なく(母の共働きがあったおかげだが)過ごせただけでもありがたいのだろうか。

何度捨てても、掃除しても、毎日毎日買ってくる物の量が捨てた量を上回る。これは、老父から私への虐待ではないのか?

父が買う物の中で使えそうな物は持ち帰る。で、自分の物を捨てる。
15年使ったリュックを捨てた。ただ捨てるのはかわいそうだから記念写真撮った。
さよならミレー

明日、遺品整理屋さんの見積り。セカンドハウスにも一度来てもらった好青年だ。父には「堪忍袋の緒が切れた」と通告。捨てられたくないものは畳の部屋へ移動させるように言った。1週間の猶予を与えた。

今回は私が契約し私が指揮をとり私が金を払う。容赦なく捨ててやる。
ぐちゃぐちゃに積み上がった、物の山々・・今まで使わずに済んでいるものがこれから必要になるワケない。父が未練たらしいことを言ったら逆上するかもしれない。

でもやっぱりそんな自分が「ひどい娘」だと悩む。トシやからしゃぁないやん。さみしさを買い物で埋めてるのもあるやろし〜年寄りにあんまりガミガミゆうたらかわいそうちゃう?もうひとりの私が歯止めをかけている。

あ〜しんどい。