統合失調症の次兄は高校2年生で発症。その後、1年留年し1年浪人して入った大学を7年かけて卒業。学費高めの私大・・・その頃母がフルタイムで働いていたからなんとかなったという・・
そのため、父が退職金で母に何も言わずにセカンドハウスを購入したことについては、母は後々まで恨み節・・そういう点でもわが父の何かひとつかふたつ抜けている人間性のようなものを垣間見ることができる[余談]

大学を卒業した後は母が伯父(母の兄)に紹介してもらった作業所2か所に数年ずつ通った。それは兄の中では当然(と言うのもなんだが)キャリアにはカウントされていない。

発症のきっかけになった出来事について20代30代繰り返し(主に母)に話して周りをうんざりさせていたが(今ならちゃんと聴けるかも)・・55歳になった今の苦しみは

30年間何もないこと

就職し働いたことも、女性とつきあったことも(延長線上の結婚や家族を持つことも)何もなく過ぎたこと。そして現在も何もなく日々が過ぎること。

思えば私は母が亡くなる少し前に常勤の仕事を辞めて、経済的にも厳しいし(子なし夫婦なのに!?)せっかくの資格が活かせずに時だけが過ぎることに焦燥感と虚しさを交互に感じていた・・
おととし縁あって非常勤ながらある法人の社員となり、資格をフルに活かせるようになったこと

そして、2年前から次兄のもとに通い、せっかくならと精神保健福祉士の勉強を始めて、将来はそれと今の資格をコラボさせて、自分のような思いをする人の助けになりたいと夢ができ、ようやく精神的にも安定。いろいろ不安定な時期があったけど・・
これが私のリカバリー(≒回復)

何が言いたいかというと、そんな数年間でも、結婚して夫がいても、心の不調になるのに、30年間何もないってどれだけつらいだろうか?ということ。

次兄が30年何もない。今も何もない。と思い続けている間は、次兄のリカバリーはない。ただ、こちらが何か言えば変わるものでもない。本人がそう感じ、受け容れない限りは・・・
何がきっかけになるかは人それぞれ。きっかけを少しでも・・と思うが、なかなか

ダニエル・フィッシャー氏(ナショナル・エンパワーメント・センター センター長) の言葉
リカバリーにとっての障害は多い、その中でも最大の障害は単純なこと
「私たち(統合失調症を持つ人)はリカバリーしない」と 多くの人が考えていることなのである。
多くの人:専門職、家族、本人までも含まれる。


そんなことで、7月30日(日)のまめぜみはリカバリーについて考えます。無理をしない、でも諦めない(誰の言葉だったかな・・・)
家族が受容してリカバリーすることもかなり大事