神々の沈黙―心臓移植を追って (文春文庫 (169‐9))神々の沈黙―心臓移植を追って (文春文庫 (169‐9))感想
朝日新聞連載作。世界初の心臓移植が南アフリカだったとは。心臓移植=アメリカという印象があったので、初もアメリカと思っていた。
心臓移植は提供者の「死」が前提であることに著者はこだわる。その死の判定基準、南アの人種差別(非白人→白人への移植、逆ならやっていたか?)当時から議論が巻き起こる。先日、街頭で重い心臓病の女の子に渡米して心臓移植を!と募金活動をしていた。「●●ちゃんを救ってください」と。たったひとつの命、何としても助けたいだろう。誰かの死が前提であったとしても。現代、医学はまさに神の領域に・・
読了日:10月03日 著者:吉村 昭

京都ご近所物語 (コミックエッセイの森)京都ご近所物語 (コミックエッセイの森)感想
京都在住漫画家ムライさんのコミックエッセイ。台湾人・夫のゴさん(料理上手)がいい味出しているほんわか夫婦。京都市内の行事やお祭りに出かけてのレポート。食レポもあり(^^)
詰め込み過ぎず?コミックエッセイでも文字ページがあるものもあるが、この本は漫画だけなので情報としては物足りないような気もする。しかしながら、数ある京都のパン屋の中で、実家最寄り駅近くのパン屋さんの名前が出ていたのには驚き!情報通だw
京都大好き老父にあげようか?と思って買ったけど断酒中の父には毒な(ステキな)描写があるのでやめよう。
読了日:10月05日 著者:ムライ

消えた鼓動 (ちくま文庫)消えた鼓動 (ちくま文庫)感想
「神々の沈黙」の創作ノートであるこの本が読みたかった。ここには小説という【枠】の中では書ききれなかった著者の思いがある。2013年2月に日本国内で心臓移植手術を受けた日本人数が海外で手術を受けた日本人数を超えた。文庫版あとがきに「心臓移植で多くの命を救ってもらいたい」とあったが著者はあの世で本当にそう思っているだろうか。「人間の頭脳の生んだ科学的知識は、(中略)かぎられた範囲内で人間に係り合うものでしかなく、人間の最も厳粛な死の訪れを乱すことは許されない。」という思いは変わらないのではないか。
読了日:10月31日 著者:吉村 昭

読書メーター

秋らしくさやわか〜な大阪城公園

昨日もサ高住を訪ねると、父はやっぱり荷造りをして食堂のソファに座っていた。とにかく帰りたいらしい(帰ってもたちまち困るだけなのにネ
帰ってひとりでどうするの?と言うと「お母さんがいるやろ?」(あの世です)今行ったけど留守やったよ?「どこへ行ってるんや?」(あの世です)お母ちゃんのことやもん行くとこ多いやん、知ってるやろ?「そやな」
(前回帰る気マンマンで部屋のものは全部不用なので使える物は使ってくださると助かりますとの張り紙までしていた勝手に捨てんといて〜!)
毎回行くたびに私が荷解きをして、なぜここにいるのか(頭には血腫があるので次転んだら死ぬよ、だから見守ってもらっているよ、判断力が落ちているから生活面のリハビリをするためにしばらくはここにいるよ、しかももう冬、寒い家に帰って肺炎になるより冬の間はここにおらせてもらったら〜?)をイチから話す。そうすると「わかった。ここは居心地もイイ、料理はおいしいし量も頃合いや〜!」と納得するのだが、次行くとやはり荷造りされている
このイチからの説明が私をどっと疲れさせるのである。父も大変であろう。携帯電話を持っていたらきっと110番して「監禁されている」と訴えるに違いない。不安だろう。帰りたいだろう。

でも無理やねんっ!ええ加減にせーよっ!!何回言わせるねんっ!!!

とは口が裂けても言えない。穏やかに穏やかに・・イチから説明するのは本当に疲れるのである。8月から3ヶ月。週3回奔走したよ。3垓瓩体重が減ったよ。がんばったよ、私。今日から11月。そろそろ・・・訪問は・・

週2ペースにさせていただきます!

バチあたらへんよね・・(ぽつり)