母は最初から手術を受ける気持ち満々であった。
小柄でやせているし、呼吸器が弱い。
しかしながら、40代後半から20年以上は週2回水泳をしていたし、スキーもずっとやっていた。
母自身は同年代(78歳)の中では体力がある方だと思っていたが、まわりはその逆を考えていた。

母と私が、手術前の説明を執刀チーム(このときは内科の医師は担当をはずれていた)の医師から受けた。

・手術をしても治らない可能性がある。
・他の病気の手術と比べると合併症になる確率が高い

この2点はかなり強調されていた。

朝から夕方までかかり、すい臓の一部、十二指腸全部、胃の一部を切除する。
縫合箇所は3箇所となり、すい臓と肝臓、胃をそれぞれ小腸とつなぎ合わせるということだったかと思う。

合併症の説明
①縫合箇所が多いので、縫合不全が起きる可能性を指摘される。膵液がもれて血管につくと血管が溶けて大出血を起こすこともあるらしい。
②輸血をすることによるアレルギー(輸血が必要になった場合)
③エコノミークラス症候群になる可能性(手術中、術後動かないことによる)

私も手術を受けたことがあるのでわかるが、ありとあらゆる可能性を想定した説明がなされる。医師も訴訟リスクをかかえているからやむを得ないとは思うが。。。
すい臓癌の手術は①がひじょうに危険なことであるために、「これでもかこれでもか」と念押しされる。
そのために、母は「手術をすると決めたのに、否定的なことばかり言われる」と受け止めたようである。

手術日は6月21日と決まった。

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