年内、もたへんのと違うの?
そろそろ思い始めた。いつ容態が悪化する?いつ悪化する?と実家へ帰るたびに思う。

11月末で監査法人を退職し独立した私は、12月からは毎日実家へ帰っている。
京都高島屋へ行くと言う母。無謀では・・まだらでボケてるし・・
でも友の会の積み立てが満期になっているので行かなくてはならないらしい。

自宅から電車を使えば30分。往復タクシーを使う。
友の会の手続きも無事に終了し、お昼ご飯を洋食屋で食べた。

GEMを止めて元気になってきて、もちろん量は普通の人より少ないが、食べられるようになっていた。
というか・・食べ物に対する興味?執着?がすごくなってきた。
TVで食べるシーンを見たら無性に腹が立ったり(「自分らだけ食べて!」ということらしい)、あれはおいしいやろか?と何を見ても言ったりする。
水族館の話題で、水槽の中を泳ぐ(食用ではない)魚を見ても、「あれおいしいやろか?」

高島屋の洋食屋。カニクリームコロッケが来たときのうれしそうな顔。

すい臓癌は、発見時手遅れで1週間とか1ヶ月とか3ヶ月とかですぐに亡くなるケースも多い。

母は手術を選択して結果的には正解であったろうと思う。
退院し、自分で買い物に行き、食卓を囲み、食事がとれる期間をかなり持つことができた。

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