「人生の実力」
副題は2500人の死をみとってわかったこと・・です。

母の最期の場所にと検討もした「淀川キリスト教病院」の名誉ホスピス長が書かれた本です。

最初の感想は「字が大きい!」です。
たぶん1時間くらいで読めてしまいます。

みとってこられた患者さんの例を挙げて書かれてあり、たまに自分の母のことがダブって目頭が熱くなりました。

母がすい臓癌になって手術をして、最近ではまだらボケになって、自分の死に際のこともすごく考えるようになりました。

この本では、結婚記念日に2人で癌を語りあうことが提案されています。すごく必要だなぁと実感します。


また「人は生きてきたように死んでいく」そうです。そうでない人もいるそうですが、たいがい。
不平不満ばかり言って生きて来た人は・・・うぉ〜、生き方・・見直さなきゃ。

一番心に残ったのは、
「生き続ける人であれば批判をしなければいけない状況でも、死を迎える人であればそれをそのまま受け入れてあげる、ということがその人にとって一番いいのである。」という一文です。

母親が食べ物を持ったまま寝転んでしまったり、手でほうれん草のお浸しを食べたり、口を直接お皿に持って行って食べようとしたり・・テレビを見ても人の顔の批評ばかりするようになったり・・トイレの水を流さなくなったり・・
それを直してお行儀よくすることが、きっとしんどくてできないし、ボケてしまったのものはしょうがないし・・

手で食べるようになったらおしまいやな・・なんて、つい母に言ってしまったことを反省しました。